世界中の白蟻の中でも最も加害が激しい種で、建物全体に被害を及ぼすイエシロアリと、比較的寒さにも強い為北海道にも分布し建造物の大害虫、ヤマトシロアリ。日本にはこの2種が広く多く生息していると言われています。
日本の木造住宅にはシロアリ被害の危険が有ります。
一匹一匹は小さく弱々しいですが、集団で活動すると強い威力を持っており
大きな家を食い潰してしまう力がある怖い虫なのです。
シロアリが好きな木は?
マツ類や柳などの柔らかい木を好むようです。
木の部位としては幹の中心部である心材より周辺部の辺材の柔らかい
部位を好んでいるようです。
被害を受けやすい家屋は?
@庭に池がある。
A木の塀や物置がある。
B軒下に家具や廃材を放置している。
C床下が低く水の通りが悪い。
など
※シロアリは、じめじめした所を好む為なるべくそのような場所を作らないように気をつけましょう
シロアリの被害を防ぐ方法
@床下に建築時の廃材を放置しない。家屋に近い場所にシロアリの餌になりやすいものを近づけない。
A雨漏りや結露などで常に湿ってじめじめしている場所にはシロアリが発生しやすいので修理しておくと良い。
B床下の空気の流れを良くする為換気を妨げるものを置かないようにして湿気を取り除き換気をする。
Cシロアリは活動範囲が広いので近くで被害にあっていた時には気をつける。
羽アリを頻繁に目撃した時は要注意!
シロアリは土の中に巣を作って餌場までは土の中や巣のトンネルを通って活動しているので発生しているかどうかは一般の人ではなかなか分かりません。シロアリが成長して羽アリになった時初めて外に出て来る6〜7月の夜(イエシロアリ)と4月下旬から5月の日中(ヤマトシロアリ)で羽アリを頻繁に目撃した時は要注意です!その他注意するポイントは家の土台や地面に近い壁に蟻道(シロアリのトンネル)が見つかったり柱や壁を叩くと空洞音がする場合は加害されている恐れがあります。心配な事があったら出来るだけ早く調査する事が大切です。